eToroが英国で暗号通貨デビットカードを発行へ
- GLINT 株式会社
- 2020年7月30日
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取引プラットフォームeToroは、英国の金融業界企業Marq Millions Ltd.を買収したことを受けて、暗号通貨のデビットカードを発行する意向を発表した。

買収額は明らかにされていないが、同社の現経営陣は職を維持するという。Marq MillionsはeToro Moneyに社名を変更し、eToroカードの発行会社となる。当初は英国内のeToroクラブ会員が利用でき、その後欧州連合全体で利用できるようになり、将来的にはeToroクラブの会員でなくても、すべてのトレーダーが利用できるようになる予定だ。
eToro Moneyは、Visaプリンシパルメンバーのステータスを持ち、英国金融行動庁(FCA)から電子マネー管理(EMI)のライセンスを取得している。しかし、暗号通貨カードの発行には、やはり英国の規制当局の承認が必要となる。
「デビットカードの発行は、ユーザーへのサービスの幅を広げていきたいと考えているため、eToroの次のステップとなるであろう。このカードは、資金の即時の受取りと引き出しを可能とする。まず、当社の製品が1,400万人のeToroの登録ユーザーに響く必要があり、その後、より広い国際市場に到達することになります。」と、eToroの共同創業者兼CEOであるYoni Assia氏は述べた。
元Marq MillionsのCOOであり、eToro MoneyのマネージングディレクターでもあるMahmood Kamran氏は、トレーダーに暗号通貨で支払うための追加オプションを提供するデビットカードプロジェクトに参加できることを嬉しく思っていると付け加えている。
備考として、暗号通貨取引所Binanceはまた、欧州経済領域(EEA)でBinanceカードのデビットカードを今月発売した。カードはBTC、BNB、SXPとBUSDをサポートしている。しかし、マップの打ち上げは法的困難のためにすぐに行われなかった。
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